成年男子、3位!

3位決定戦

茨城県 1-1(PK5-6) 埼玉県

[97] 10/5 サッカー 成年男子 - 国体チャンネル (japan-sports.or.jp)

2022AK010415.pdf (kokutai-soccer.jp)

 

試合前から雨模様となり、試合開始前には一度止んだものの、試合途中からは小雨がくずついた。

キックオフは埼玉県で始まった試合は、立ち上がりから押し込まれた時間が長く続いた。時折訪れるカウンターチャンスもゴールから距離が遠く、ボールを運ぶ中で奪われ、またパスミス、コントロールミスと精彩を欠いた。そんな中、前半21分に先制を許す。

 

相手は大学生が中心。連戦が続く中、まだまだ体力的な余裕が感じられた。一方の埼玉県、さすがに疲労の色は隠せず。茨城のサイドを突き、さらに逆サイドへ振るという展開力に対応ができなかった。

 

前半のチャンスは2回。どちらもFW小林選手が絡んだ。前線から果敢にチェイスをし、後方の味方守備陣を助けながらも少ないチャンスに挑む姿は、どの年代のプレーヤーたちに学んでもらいたい「姿勢」と言っていい。「パスが来ない」となげく前に、守備の最前線に立つ自分自身でショートカウンターを仕掛け、ゴールを目指す――エースストライカーとして当たり前の「姿勢」ではないだろうか。

 

実際、後半に入り一進一退が続く中、エースのあきらめない姿勢がチームに大きな影響を及ぼした。前半には0だったコーナーキックが、後半になると1つ、2つと増えていった。ゴール前に上がってくる188cm、DF福田選手への期待が高まる。どんな形でもシュートを打たなければ、コーナーキックを得ることはできない。同点ゴールの「きざし」を見せてくれたのは後半の終盤。左からのコーナーキックから、2本立て続けに惜しい場面が見られた。

 

そして、後半31分エースの小林選手に待望のゴールが生まれた。これで1-1の同点。残念ながら逆転までには至らず、PK戦に突入する。

 

映像を見てもらえるといいが、一人目の小林選手のコースは読まれていた。三人目の福田選手以降、シュートコースには冷や冷やさせられた。両チームとも5人ともノーミスで迎えた6人目、埼玉県は決めたが、茨城県の選手のPKはバーを越えて、歓喜が雨に濡れたグリーンスタジアムに響いた。

 

3位、おめでとうございます。連戦の中、選手の疲労など苦労が多かったと思いますが、今回の経験が来期の関東サッカーリーグに活きることを期待しています。(広報・荒川裕治)