トレセンとは

JFAのトレセン、SFAのトレセン

トレセンとは、「トレーニングセンター」の略です。
優秀なプレーヤーたちが集い、優秀な指導者のもとで、より「個」を磨く場です。

もっと言えば、所属チームで「一番」でも、地域で、県で、全国で見れば「上には上がいる」という自覚を促し、そこから謙虚さを持ち合わせながら、集った高いレベルのプレーヤーたちから刺激を受けて、より高みへと成長をしてくれるよう刺激を与える場です。そこで、プレーヤー自身にとって必要なものは「向上心」だと思うのです。

 

【仕組み】

現在、埼玉県内においては、

U-12……県トレセン~4地区トレセン~郡市トレセン

U-13……県トレセン~4地区トレセン~郡市トレセン(北部は設置せず)

U-14……県トレセン~4地区トレセン~郡市トレセン(北部は設置せず)

U-15……県トレセン~4地区トレセン~郡市トレセン(北部は設置せず)

U-16……県トレセン~4地区トレセン

※女子のU-13~16は県トレセンのみ

 

GKトレセン……地区GKトレセン(東南、西、北)

詳細はGKプロジェクトをご参照ください。

 

という流れで開催しています(SFA技術委員会は県トレセンと4地区トレセンを統括しています)。

 

【活動日】
活動日は、県で月複数回、4地区と郡市では月1回「トレセンマッチデー」として設定された日に活動しています。
【活動場所】
県トレセンは主にSFAフットボールセンター(加須市)で活動しています。各地区、各郡市は学校施設をお借りして活動しています。

【活動内容】
活動内容は、県、4地区、郡市で目的も含めて異なります。ただ、2023年度からは「SFAフットボールフィロソフィー」に紐づいた指導をするよう、徐々にではありますが浸透させていくことにしています。また、各担当のリードコーチから「SFAフットボールフィロソフィー」に紐づいた活動方針を出すよう促してまいります。

【求めるプレーヤー像】

【求められる指導者像】

これらに関しては、すべて「SFAフットボールフィロソフィー」に紐づいております。

【トレセンを取り巻く現状】
これまで、トレセンへの参加義務としては、JFA「加盟チーム規則」に照らし合わせて各方面に説明をしてまいりました。

【参考】
第2節 加盟チーム

(代表チームへの参加義務)

第7条 加盟チームは、所属選手が本協会により代表チーム又は選抜チーム等の一員として招聘された場合、当該選手を参加させる義務を負う。ただし、傷害又は疾病のために、本協会の招聘に応ずることができない選手は、本協会の選定した医師の健康診断を受けなければならない

しかしながら、各年代において従来の大会に加え、全国的にリーグ戦が開催されることになり、プレーヤーたちの「過密日程」が課題になっています。

また、例えばU-13のプレーヤーが自チームのトップチーム(U-15)での試合に出場することと、同年代のプレーヤーたちが競うトレセンに参加すること、どちらがそのプレーヤーの成長にとってプラスになるのかという判断の難しさを伴うようになりました。実際のところ、トレセンへの参加は所属チームのスタッフの皆さんの判断にお任せしている状況です。

 

なぜならば、プレーヤーたちは所属チームで成長するのです。その所属チームでの選手育成に対する考えを尊重しなければならないと考えています。さらに言えば、トレセンは大事なプレーヤーを所属チームから「お借り」している立場ですので、ケガ、事故については細心の注意を払っています。その上で、トレセンという場で、プレーヤーたちには刺激を受けてほしいと願っています。ぜひ、トレセンに送り出していただきますよう、お願いいたします。

プレーヤーたちから「トレセンにも参加したい」という思いも聞かされます。その場合は誠意をもって担当スタッフと所属チーム関係者で調整していただくようお願いしています。

【今後のトレセンについて】
多感な成長時期において、一人のプレーヤーが多くの指導者に触れ合うことは大事なことだと考えています。また将来的に「その先」を考えますと、国内はもちろん世界的にはさまざまな指導者がいて、それだ多くの「フットボールの考え」があります。埼玉で育まれたプレーヤーは、どういう指導者の下でプレーすることになっても「必要とされる存在」であってほしいと願っています。

そういう存在になってもらうためにも、トレセンに関わる指導者は世界基準を見据えながら、目の前のプレーヤーに最善のアドバイスができるよう、日々学び続けることが求められるのです。

指導者養成の現場と連携しながら、トレセンの指導が特別なものではなく、所属チームのトレーニングがより向上するよう進めてまいりたいと考えています。

合わせて、各トレセンがどのように活動しているのかを「報告」する仕組みを整えているところです。SFAの根幹とも言える「育成」です。この部分こそ、県民の皆さんに知っていただき、またご理解、ご協力を賜りたい事業です。

ぜひ、若きプレーヤーたちに、ご声援をお願いいたします。