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2023年関東トレセンチーフコーチ(GK)研修会

2023年3月28日(火)に茨城県古河市サッカー場にて2023年関東トレセンチーフコーチ(GK)研修会が実施されました。ナショナルトレセンメニューの伝達講習が主な内容となりました。

 

JFAコーチの小山健二氏による講義では、冒頭で「研修に参加したメンバーでの共有のみならず、各FAのトレセンコーチに共有し、選手・指導者の成長を促せるようにする」を目的にするという提示がありました。

 

「10代でA代表に選出され活躍するGK」や「世界5大リーグで活躍するGK」を輩出していくために今必要なことは何かをテーマにグループディスカッションを行い、タレントの発掘やGK人口の増加、若い年代からの世界経験、指導者のレベルアップ(海外の指導者との連携)、GKコーチの社会的ステータス向上など、数多くの考えや意見を出し合いました。

 

指導実践では各都県チーフが共通の試合映像を分析し、失点シーンの課題を改善するための指導計画を立案して実践しました。各指導者のトレーニングテーマやオーガナイズなどは少なからず異なっており、映像のシーンがどういう状況だったのかを正確に把握する分析力と、その状況をより具体的に再現してトレーニングを展開することに、難しさであり、面白さを感じることができました。

 

この「再現性」(具体的に試合のこのシーンというものを切り取って、課題を改善すること)はJFAで特に重視している部分だということです。

 

指導実践後、ナショナルGPキャンプ(U13、U14)で実際に行われたトレーニングメニュー紹介と、JFAのGKプロジェクトアドバイザーであるフランス・フック氏の指導の情報共有がなされました。

 

最後に、本研修を統括・準備してくださったJFAコーチの皆様と関東トレセンGKチーフの高﨑護氏、研修に先立って講義の会場提供や運営をしてくださった古河二高のスタッフの皆様、プレーヤーとして参加した古河一高の選手たちにこの場お借りして感謝申し上げるとともに、今回学んできた内容を埼玉県に持ち帰り、GK指導者と共有を図り、埼玉から世界で活躍できる選手を育てていけるように尽力していきたいと思います。(GKトレセンダイレクター/上原克彬)