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「第2回大阪招待女子ユース(U-16)サッカー大会 2023」優勝~U16県トレセン女子/関東ブロック大会直前合宿

11日の朝、東京駅から新幹線で出発し新大阪に到着後、観光バスにて試合会場に向かい初日の試合を行いました。

 

【初日】11日祝金曜日 vs鹿児島県

1試合目は昨年のとちぎ国体の準決勝で敗れた「鹿児島県」との試合でした。

 

相手の組織的な攻撃と守備に何度も危ない場面を作られてしまいましたが、粘り強く相手にプレスをかけ、球際は強く当たることでブロックできました。

 

34分に飯田かれん選手のインターセプトから背後に抜け出した辻あみる選手が、冷静に右足でシュートを決めて1-0と先制点をとり前半を折り返しました。

 

38分には自陣深く相手のフリーキックから相手にプレッシャーをかけた辻あみる選手がボールを奪い、裏に抜け出した茂木未宙選手が相手キーパーの頭上をロングシュートで決めて2-0と2点リードで試合を進めていきました。

 

しかしその後、鹿児島県の前線からのプレスに2失点を許してしまい、2-2となりました。粘り強く守備と攻撃をしましたが追加点が決まらない中、アディショナルタイムに入った70分+3分に茂木未宙選手から、裏に抜け出した辻あみる選手にスルーパスが通り、右足で左隅に決めて3-2で勝利することができました。

 

鹿児島県はチームとしての迷いのない連動や連携、球際の強さや最後まで諦めない気持ちがとても強く、学ぶことの多い試合となりました。対戦していただき、ありがとうございました。

 

【2日目】12日土曜日 vs大阪府

翌日の2日目は、お招きいただきました地元「大阪府」との対戦でした。

 

大阪府も個人の技術がとても高く、攻撃では立ち位置が良いことで連動・連携が多くみられました。埼玉県のゴール前まで侵入されることが多く、失点してもおかしくない場面が数回ありました。

 

埼玉県も昨日の課題が改善された場面もあり、相手に徐々にプレッシャーを与えることができ、連動・連携も多くみられました。

 

前半、アディショナルタイムとなった35分+2分に、左サイドの裏に抜け出した茂木未宙選手がボールをしっかりキープして中央へドリブル。これに連動した辻あみる選手が右側から上がり、右足ファーストタッチで相手の背後を取り、左隅に冷静にゴールを決めて、1-0。先制点を取ったことで前半を良いかたちで終えることができました。

 

後半に向けては、相手コートで試合を多くできるように細かい修正を伝えて。後半に臨みました。しかしながら、後半もお互い決定機を決めることが出来ず、そのまま1-0で勝利することができました。

 

大阪府さんは、攻撃の組織的な動きや球際の強さ、判断や反応の速さをとても感じ、学びの多い試合でした。対戦していただき、ありがとうございました。

 

3日目】13日日曜日 vs佐賀県

最終日ということで3日間お世話になりましたホテルにご挨拶し、試合会場へ向かいました。

 

最終日は佐賀県との試合になりました。

 

この試合で勝利すると優勝が決まるということで、気持ちは高まっていましたが、若干プレーヤーたちにはこの暑さと連戦の疲れが見えはじめていました。

 

それまでアップ会場では各プレーヤーからのリクエストを聞いて音楽をかけながらリラックスした雰囲気を作り出してきましたが、この日は逆に音楽を流さないことにしました。沈黙の中で一人ひとりが好きな曲を口ずさみながらアップに励み、気持ちを上げてくれました。これが功を奏した気がします。

 

メンバーを入れ替えながら進めた前半は、佐賀県の固い守備の前にゴールを奪うことができませんでした。

 

後半も何度もゴールに向かいますが、最後に決めきれないまま時間が経っていきました。しかし46分、髙橋佑奈選手が相手守備の背後に抜け出し、左足で相手GKの股を抜くという見事なシュートで1-0。待望の先制点が入りました。

 

続いて52分には、相手ゴールキックを黒鳥レイラ選手が奪うと、右サイドへボールを展開すると、右サイドの髙橋佑奈選手に縦パスが入りました。そのままドリブルで相手ゴール前に侵入してシュートを放つとGKがカット。そのこぼれ球を上条みやび選手がダイレクトで左隅に決めて2-0になりました。

 

その後システムも変更し、さらに追加点を狙いにいきました。

結果、61分には、渡辺夕那選手のロングフィードに裏に抜け出した長谷川璃乃選手が冷静に右足でゴールを決めて3-0

 

 

69分には中央の髙橋佑奈選手の横パスを長谷川璃乃選手が、冷静に相手GKの頭上を超えるループシュートが決まり4-0となり、最後まで失点することなく試合を終えました。佐賀県の皆さん、対戦していただき、ありがとうございました。

この3日間で試合とミーティングを繰り返し、プレーヤーたちがチームの戦い方や改善点、良かった点を何度も繰り返しチャレンジしてくれました。その結果が優勝という結果に繋がったと思います。

 

しかし、鹿児島国体に向けて道半ばでありますので、これからの日々や試合を大事にさらに成長できるチームとして歩んでまいります。

 

大阪府サッカー協会の関係者の皆様には、今大会にご招待いただき、本当に感謝を申し上げます。観光バスの移動や会場でのプレーヤー、スタッフへの全てにおいてのサポート、試合会場など、最高の環境を整えていただきました。宿舎等もとても素晴らしい環境で、3日間充実した日々を過ごさせていただきました。

 

改めまして、大阪府サッカー協会の関係者の皆様、会場の関係者の皆様、運営等で関わっていただいた全ての皆様、そしてこの遠征にご理解いただきプレーヤーを派遣していただきましたチーム関係者の皆様、保護者の皆様、全ての皆様にこの場をお借り致しまして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

またぜひ来年もよろしくお願い致します。

これからも引き続きよろしくお願い致します。(国体少年女子監督/薬袋広明【クーバー・コーチング・サッカースクール新座校】)