所沢高校女子サッカー部訪問指導2

16:00 ~16:45【レクチャー】:ファンダメンタルフィロソフィー「グループでボールを前進させる」

17:15~18:45 【実技】:テーマ:グループでボールを前進させる 15名

11月17日金曜日、2回目の所沢高校女子サッカー部訪問指導を行いました。今回は、天候不順の関係からレクチャーを用意していましたが、実施時間近くになると太陽が現れ、校庭の水はけのよさも相まって、プレーができそうな状況になりました。

そこで、顧問の佐藤先生との話し合いの結果、レクチャーと実技の二本立てでの内容に急遽変更となりました。

レクチャーのテーマは「グループでボールを前進させる」として、今回の実技内容と重なる内容を映像とスライドで行いました。前回の「ボールを運ぶ」から発展して、プレーヤーのみなさんに戦略的コントロールやメッセージの入ったパスをイメージして貰えるような内容にしました。「起立・礼・着席!」の号令で始まり、こちらが恐縮?してしまいました(笑)。

実技は、まずドリルでピクチャーを持ちながらコントロールやパスをしました(途中からコーチがDF役)。ここで大切なのは急がずに正確にプレーすること!

ゆっくりとしたスピードの中で狙った部位を当てることに集中し、ミスが少しずつ減ってくると徐々にボールが回るスピードが上がってきます。指導者は個別性を重視して課題をシンクロコーチングで全体と個々のレベルに合わせて投げかけます。

さらに、ボールを受ける前に隣のプレーヤーと繋がっておくことを意識するな投げかけると、プレーヤー自身からやりやすい体の向き(ハーフターンポジション)が見られました。

3v1では、「DFの背中にボールを運ぶ」を意識して、技術(コントロール/パス)の選択をしながらプレスを受けにくいスペースを探すことにトライしました。そこからの4v4+2Fでは、幅を使ったサポート(互い違いポジション)と3v1の切り取り場面をイメージして佐藤・岡村両先生も一緒になってプレーをしていただきました。

最後は、5v5+2S(6ゴール)で中央パス通過、サイド持ち出し通過のゲームをしました。ここではサーバーを入れた頂点・中央・幅・底バランスの6人の基本形ポジショニングとサイド高位置へボールを運ぶための足元に収める戦略的コントロールを共有しました(TRを通じて意識してきたこと)。

所沢高校女子サッカー部のみなさん、おつかれさまでした!
プレーヤーの皆さんのコーチングに対する理解・実践力が高く、取り組む姿勢も前向きなのが、たいへん印象に残りました。

90分のトレーニングも終わりころになると気温も下がり、冷え込んできました。

今回、サポートに入っていただいた山本SFAサブシニアチューター、ありがとうございました。なお、所沢高校女子サッカー部サポートは、次回が最終回になります。(HOC/山﨑茂雄)