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ストレッチプログラム導入について

SFA技術委員会では、「SFAフットボールフィロソフィー」作成に際して、実現性を高めるために「中長期プラン」も作成しています(未公開)。その中で、2024年から25年にかけて、トレセンにおいて「ストレッチプログラム」の導入を掲げています。

 

先日、117日に開催された県U14トレセンにおいて、県U13トレセンに所属する二人のプレーヤーを県U14トレセンに「ストレッチ」にトライしました。

 

 簡単に言えば、U13のプレーヤーをU14に「飛び級」させたことになりますが、実情は異なります。二人とも「所属」は県U13のままです。今のコンディションなどを鑑みて、トレーニングの環境を変えただけなのです。成長状況次第でU14のままで続けるか、U13に戻るかは変化していくことになります。ですから「昇格」や「降格」という表現は当てはまらないと考えています。「そのプレーヤーにとって、よりよい指導環境を与えること」がトレセンの目的であり、これまでのトレーニングを観察し、本人の希望(所属クラブ、保護者への了承済)を踏まえたものだということをご理解いただけると幸いです。

 

 このような「ストレッチ」は海外では当然のことですし、国内においてもJクラブのアカデミーでも行われていることです。また、Jクラブ以外でアンダーカテゴリーがつながっているクラブでも行われています。しかし、そのようなクラブは県内にそう多くなく、残念ながら「種別」という枠を超える機会はあまりないのが実情です(一人のプレーヤーに対して指導の考え方の共有や保険、メンタルサポートなど、様々な理由があります)。

 

SFA技術委員会としては、より高い環境で刺激を受けることで成長を促し、プレーヤーが持つ能力を発揮できるよう、「後押し」したいと考えています。SFA技術委員会として持てる環境としては、このようなトライができる場が「トレセン」だったということです。

 

あくまでもトレセン活動でのプレーヤーのパーソナリティ、目標(夢)、パフォーマンスの特徴などをU13U14リードコーチで共有して指導にあたり、記録を残します。そして、その情報は所属クラブや保護者と共有して、FAを加えた三者が連携して、彼らプレーヤーの主体的成長をサポートする狙いがあります。

 

少しずつですが、よりよい環境、よりよい指導をしてまいります。引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。(広報/荒川裕治)