所沢高校女子サッカー部訪問指導3

12月15日金曜日 3回目の所沢高校女子サッカー部訪問指導を行いました。

9月から行ったトレーニングサポートも最終回(1回は雨天中止)。今回は前回までの「ボールを運ぶ」「ボールをグループで前進させる」の内容をゲーム形式でトライする内容で実施しました。

【実技】:テーマ:まとめ/ファンダメンタルフィロソフィーをゲームで生かす              16:15~17:45       14名

 

ウォーミングアップでは、ドリブルドリル(W-up1)と52w-up2)のロンドを行いました。ドリブルでは、「ボールを隠しながら前進する」こと、ロンドでは「オンオフでパスラインを増やす」ことにトライをして、スペースや相手の位置を事前に見ておく意識を高めました。

 

トレーニングは、3ⅴ3+1v1+2S(2ゾーン:中央ラインをパスかドリブルで超えてからターゲットに当てる条件付き)を行いました。ここでのプレーヤーとの一番の共有は「前進するための狙い・目的意識」でした。

 

 

ボール保持者に対して離れる(スペースを作るポジショニング)、追い込まれそうなときには寄って助けに行く(サポート)などでプレーがしやすくなると、時にはボール隠しながらスクリーンターンでボールを運ぶプレーも出てきました。

8ⅴ8のゲームでは、顧問の佐藤先生、岡村先生にもプレーに参加していただきました。ここでは、エリアを3分割(サードオブピッチ)したプレー原則を確認しました。そしてそれぞれのエリアでどのようなプレーが有効なのかを少しイメージしました。こうして90分のトレーニングが終了しました。

 

3回のトレーニングを通じてとても印象に残ったのは、所沢高校女子サッカー部のみなさんのトレーニングでの変化の速さでした。今後もプレーを楽しみながら上達していって貰いたいと思います。また、このような機会を作っていただいた顧問の佐藤先生、岡村先生に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。(HOC/山﨑茂雄)

 

追記:昨今、全体性と共に個別性にフォーカスしたトレーニング/コーチングは、指導現場で認識され実施されてきていますが、まだまだ広まり始めた段階に留まっていると思います。

 

技術委員会では、IDP(個別育成計画)フォーマットを作成し、U13県トレセンストレッチでは、プレーヤーのプロファイルを作成してカテゴリーを超えた複数の指導者が、目標達成のためのサポートをしています。