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2023年度C級6コース報告

1月6日(土)から27日(土)までの週末を利用し、C級の1月コースが実施されました。参加者は20代から40代の24名。まじめなヤングチーム、そして明るいベテランチームが、楽しくかつ真剣にサッカーに向き合った8日間でした。大きなケガもなく、四苦八苦しながらも2回の指導実践と筆記試験を修了し、全員無事合格しました。皆さん、おめでとうございます。

 

本年度より「SFAフットボールフィロソフィー」に基づいたさまざまな施策が実施されました。

例えば、筆記試験は単に覚えた知識を問う内容ではなく、学んだ知識で自分の指導実践を振り返る課題に変えました。講習会後のアンケートから筆記試験は参加者にとって、サッカーの原則やコーチングの理解、トレーニング計画の立案、熱中症対策と応急処置、自立した選手を育てる心がけ、ゲームの組み立ての逆算、発育発達と一貫指導に関する重要な知識を提供しました。

特に、具体的なプレーの原則や熱中症対策に関する問いが実践的なスキルを向上させ、指導実践を振り返る中で、理想の指導者像を考えるきっかけとなったようです。

指導実践では、個人の改善にフォーカスすることを強調しています。アンケート結果から、分析する力とコーチング技法の発揮が困難であったことが明らかになりました。分析力に関して、具体的には、個人の改善の見極め、技術的指導の難しさが挙がっていました。

またコーチング技法では、コーチングとティーチングの違い、フリーズのタイミング、発問でピンポイントでアドバイスすることをあげていました。

これらの調査結果を基に、参加者の皆さんにとって、価値ある講習会となるよう指導者養成部会一同、今後の改善点や充実させるべきポイントに注力いたします。

具体的にはフィードバックをもとにトレーニング計画や指導手法の工夫、参加者のニーズに合わせたトピックの追加など、より質の高い講習会への努力を続けてまいります。

皆さんの成長と指導力向上が最大の目標であり、今後も共に学び、発展していけるよう尽力いたします。合言葉は「Greatであれ!」(コースマスター/山本 大【日本大学】)

担当チューター
塩田憲一、桑原一郎、高島敏之、山﨑 稔、山原伸治