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SFAフットボールフィロソフィー研修会~1種(社会人・自治体・大学)対象

今回、SFAフットボールフィロソフィーを1種の指導者にも理解していただきたいと思い、1種委員会として皆さんにお声がけし、ご参集いただきました。

中には埼玉を代表して関東リーグに所属するチームもあります。しかしながら、チームの多くは埼玉県内での活動が中心で、「埼玉らしさ」を前面に出して戦うことはなかなか無いのではないかと思っています。

 

ただ、埼玉県サッカー協会傘下で活動している状況を考えますと、どのチームにも「埼玉らしさ」の意識は必要ではないかと考えました。

 

田中龍太郎技術委員長が組織の確立に着手し、出来上がった組織図の下、1種の技術担当として、荻野清明強化対策部長と連携を取り、成年男子国体活動を進めて参りました。

 

さて、2024年度からは国民体育大会は国民スポーツ大会と名称を変え、成年男子というカテゴリーは今後2年に1度の開催になります(成年女子と交互。2024年度は成年女子が開催)。

 

これまでの成年男子のチーム編成につきましては、その時々で監督をお願いしてチームを編成していただきました。監督の意向を最大限尊重し、選手選出から戦い方まで全てお任せしていました。

 

そのやり方がいけないというわけではないのですが、田中委員長と共に、山崎茂雄FAコーチが就任して技術委員会が、より組織的に動き出しています。SFAフットボールフィロソフィーを作成し、指導者養成の現場で、トレセンの現場で浸透しつつあります。すでに埼玉県はSFAフットボールフィロソフィーを基に、動き始めているのです。

 

このSFAフットボールフィロソフィーに基づいた指導を受けた子どもたちが成長し、やがて1種でプレーしてくれることでしょう。1種のチームに集う埼玉育ちの選手たちにとって、このSFAフットボールフィロソフィーが「共通言語」となるのです。

 

思いとしては、今すぐに、ということではありませんが、1種としてもその流れを理解し、選手の指導に役立ててもらいたいと考えています。さらに言えば、埼玉成年男子チームが「埼玉代表」として大会に臨むには、「共通言語」であるSFAフットボールフィロソフィーを拠り所にして、一つになって戦うべきではないかという考えています。

 

今回、受講していただいた皆様、ご多忙の中にも関わらず、ご参加いただきありがとうございました。皆さんが真剣に、集中して受講されていたことが印象に残りました。今後もこのような集まりを続けて、SFAフットボールフィロソフィーをご理解いただけるよう努力してまいります。(成年男子ダイレクター/竹沢 茂)