2024年2月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)の4日間に渡り駿河台大学、JOSAI SPORTS FIELD (城西大学)において、SFAとして初めての取り組みとなった「JFA GKレベル1コーチ養成講習会2023SFAコース」を開催いたしました。
4日間天候にも恵まれ、素晴らしい環境の中、JFAから小林忍チューター(U20女子日本代表GKコーチ)、大宮アルディージャVENTUSから中上智晴チューターを講師に迎えて、県内の4種〜1種、女子など日頃さまざまな現場で選手に関わっている指導者が受講しました。
GKレベル1コーチ養成講習会は、ジュニア年代(U-12)をターゲットとしたGK指導における基本的なテクニックの習得及びゲームの中でのGKの関わりについてフォーカスした指導法を学ぶ場です。
①基本姿勢
②キャッチング
③ジャンピングキャッチ
④ステッピング
⑤ローリングダウン(ライナー)
⑥ローリングダウン(グラウンダー)
⑦フロントダイビング
⑧アングルプレー
⑨ディストリビューション:スローイング
⑩ディストリビューション:キック
受講者は上記の10テーマについてそれぞれテクニック、ゲームの指導実践を行いました。
今回の参加者の中には、普段GK指導を専門に行なっていない指導者やGKのプレー経験がない指導者の方も多くいらっしゃいました。
そういった指導者の方がGK理論やプレーのキーファクターを整理しながら、GK役としてゴール前でプレーすることで、“ゴールキーパー”ではなく“ゴールプレーヤー”(GP)についての理解が深まっている様子が見受けられました。
全受講生がオープンマインドの精神で個々の課題に真摯に取り組んでくれました。とても良い雰囲気の中、学びを深めることのできる講習会となり、無事全日程を修了することができました。
今回の受講生がSFAコース1期生となります。ご自身の指導現場のみならずトレセン活動への関わりも含めて、各種別や各地区、しいては埼玉県のGK指導をリードする立場の指導者として今後のご活躍を期待しております。
また最後になりますが、今回の講習会開催するにあたり会場提供および補助学生派遣等、快くご協力いただいた駿河台大学様、城西大学様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。(中村和彬/埼玉県GKプロジェクトサブダイレクター【浦和東高校】)
【受講者の声:アセスメントから一部抜粋】
・GKの重要課題についてのグループディスカッションは、様々な年齢や種別の指導者同士での話し合いによって、日頃経験しない指導現場の話が聞けて良かったです。
・最終日の埼玉県GKプロジェクトについて、埼玉県の取り組みを知り得ることができたので良かったです。
・丁寧にやっていただいた印象を受けました。テクニックの指導から、ゲームへの指導に行く流れも実際の指導現場と一緒だと思いますので、とても勉強になりました。
・第1回SFA開催に参加できたこと嬉しく思います。また、全スタッフと参加メンバーに恵まれたことが幸いです。初心者を受け入れてくれたことに感謝申し上げます。
・今回「GKの指導は資格が無くてもできる」と自身のチームのコーチが言っていましたが、受講する事で理解できる事が多々ありました。その事を少しでも伝えて行きたいと思います。
・4日間ありがとうございました。多くを学ぶことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。中でも、GKに携わる方々とたくさん出会い、交流を深めることができたことがなによりの財産になりました。今後も私の関わっている東部地区を中心に、GKの向上を目指していきたいと思います。チューターの方々、事務局をはじめ、この講習会に携わっていただいた関係者の方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。