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2024年C級講習会➀報告

5月4日(土)から6月8日(土)までの週末を利用し、C級の①コースが実施されました。参加者は20代から40代の17名。元プロサッカー選手も複数名いるコースとなり、指導面はもちろんのこと、プレーの面でも刺激の多い1ヶ月間となりました。

 

幅広い年齢層での活動となりましたが、驚くほどグループの輪はすぐに出来上がり、積極的なディスカッションが交わされました。指導実践では指導経験の少ない参加者の方は戸惑いもありながらも積極的なトライを繰り返してくれたため、四苦八苦しながらも2回の指導実践と筆記試験を終え、大きな怪我もなく無事全日程を終了いたしました。みなさんお疲れ様でした。

 

 

昨年度の活動報告にも記述しておりますが、昨年度より「SFAフットボールフィロソフィー」に基づいたさまざまな施策が実施されるようになり、筆記試験は単に覚えた知識を問う内容ではなく、学んだ知識で自分の指導実践を振り返る課題に変わりました。

チューターからは、サッカーの原則やコーチングの理解、トレーニング計画の立案、熱中症対策と応急処置、自立した選手を育てる心がけ、ゲームの組み立ての逆算、発育発達と一貫指導に関する重要な知識を提供しました。

 

特に、具体的なプレーの原則や熱中症対策に関する問いが実践的なスキルを向上させ、指導実践を振り返り、理想の指導者像を考えるきっかけとなったようです。

 

本年度はそれらの取り組みもよりブラッシュアップするフェーズに突入してきております。参加者にとってより学び深く有意義な時間となる取り組みに引き続きチャレンジしていきたいと考えております。

 

講習会で一番大きなウェイトを占める指導実践では、独特の緊張感のなかでオーガナイズの仕掛けや意味、コーチングとティーチングの比率やタイミング、分析の着目ポイント、短い時間でより効果的に選手に納得感を与えつつ改善を図るなど、難しい課題に積極的に向き合い、グループ内でリレーションを図り支え合い、サッカーの理解を深めるとともに普段動かすことが少なくなっている身体にも刺激を入れることができたように感じます。

この講習会で参加者のみなさんは各々の課題や強みを再認識できたことと思います。今回のC級同期の仲間との絆も大切にしながら、今後より選手に寄り添いサポートしていける指導者になれるよう、切磋琢磨してもらえたらうれしく思います。

 

1ヶ月余りのあっという間の時間でしたが、参加者のみなさんの積極的に学びたいという姿勢のおかげでとても有意義な時間となったことに感謝いたします。引き続き同じ指導者同士として学び続けていきましょう!「Greatであれ!」(チューター/伊東真吾【大宮アルディージャ】)

 

コースマスター/山本大、チューター/福田直史、山﨑稔、伊東真吾、鈴木廉和樹