B級コーチ養成講習会埼玉コースの前期が終了しました。
まず、週末/平日両コースともに参加者のみなさんの「はじめまして」の状況でやや緊張感のある開校式となりました。またそのような雰囲気の中、週末コースは天候不順によりスケジュール変更を余儀なくされましたが、参加者のみなさんの協力でスムーズに進みました。
さて、B級の学習目標は「サッカーの指導が質高くできる/全体を見ながらグループへの働きかけ」となっています。
終了した前期は、1人2回の指導実践とそのためのグループワーク(プランニング、振り返り)と、6回の講義を行いました。
グループワークは、プランニングを中心に個々の指導の価値観を出し合う作業です。6つある、それぞれのトピックに対して、エリアやプレー原則を押さえながら、目指すパフォーマンスにプレーヤーを導くのが目的です。
指導実践では、分析力とコーチングが主なポイントです。指導者の考えをただ伝えるのではなく、プレーができるようになるための課題を見抜き、プレーヤーと原因を共有することが改善の第一歩となります。
また講義では、講義資料に加えて映像などを見ながらディスカッションを中心にアクティブラーニングを行います。参加者同志の意見や情報(経験)を交換して、現実に即した学びの機会になるよう実施しています。
中期の週末コースは9月20日、平日コースは10月7日から始まります。それまでに、間の学習(6トビックの指導実践と振り返りを行い、うち2トビックはS・A級保持者からの評価を受ける)や、eラーニングなどの課題があります。
中期講習の指導実践になると、コーチングや振る舞いに変化が見られる方がいます。現象を観察しプレーを尊重することや、問いかけを使って導こうとするプレーヤーズファーストの精神が伝わってきます。
最後に参加者のみなさんには、コースガイダンスでの最初の問いを送ります。
「みなさんはどのようなコーチになりたいですか?」
中期開催での参加者の皆さんの元気な姿と指導での変化を期待しています!(HOC/山﨑茂雄)
チューター 菊原伸郎(週末コースマスター/埼玉大学)
チューター 山﨑茂雄(平日コースマスター/SFA HOC)
チューター 土橋正樹(浦和レッドダイヤモンズ)
チューター 山本 大(SFAシニアチューター/日本大学)
★(指導実践トピック:①ビルドアップ ②中盤の守備 ③中央突破 ④ゴール前の守備 ⑤サイド攻撃 ⑥クロスの守備:4人1組)
★(講義:①プレーの原則 ②フィジカル ③プランニング ④サッカーの基本戦術 ⑤コーチング ⑥言語技術)
★2024年度B級コース養成講習会日程:SFAホームページ内技術委員会ホームページ参照
週末コースの受講者の皆さんです
平日コースの受講者の皆さんです