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SFAリフレッシュ研修会報告 Cコース ~キッズ年代からの成長と動きづくり~

728日土曜日、 SFAリフレッシュ研修会CコースをSFAフットボールセンターで開催しました。

 

今回のトピックは、

     SFAフットボールフィロソフィーの中から、ファンダメンタルフィロソフィーについて。

②「キッズ年代からの成長と動きづくり」をトピックに、立教大学スポーツウェルネス学部より、JFAフィジカルフィットネスプロジェクトに長く携わってこられた学部長の沼澤秀雄教授を特別講師として招き、講義と実技を行いました。

 

①では、プレー映像を見ながら「ボールを運ぶ、突破のドリブル」「戦略的テクニックとサポート」の目的と構成要素を抽出して意見を交換しました。

 

 

相手を引き付けてプレーするという視点から、スペースを生かすための駆け引き(プレーイングアイデンティティ)やボール操作やステップワーク、上体の姿勢や足の運び、タッチの部位やテンポなどの構成要素への視点を共有しました。 

②の前半では、身体的発達と「動きの巧みさ」「粘り強さ」他などの習得に適した年代との関係性を、 後半では、「プレー中の対人動作とスプリントでのスムーズな重心移動」について、沼澤氏がこれまでJクラブやJFAで取り組んできた指導経験を交えた内容となりました。

 

特にサッカープレーヤーの注意すべき特徴として、ランニング時に蹴り足が流れることやガニ股傾向が強くなるという指摘があり、 理想のプレーモデルづくりのために、人型模型を使って「地面から反力を受けて進む」理想のフォームづくりのアクティブラーニングが行われました。

 

昼休みを挟んだ午後の実技では、股関節の可動域を広げるムーブメントプレパレーションから始まり、反力を受けて前進するフォームづくりに取り組みました。

 

具体的には、リズム変化のあるステップワーク、トロッティング、ミニハードルを使った手と足の使い方、「ねことねずみ」ゲームでの思考と動作の連結、 最後は、サッカーボールを使用して「プレー中の的確な重心移動のためのフォームづくり」を実践しました。

 

実技終了後のディスカッションでは、足の運びと連動した上手な手の動かし方の指導方法や、カーブ走での正しいフォームの分析観点などについての質疑などがあり、最後に今回の内容は、プレゴールデンエイジから取り組むべきものであることを確認しました。

 

参加者のみなさん、おつかれさまでした。今回のリフレッシュ研修会の学びがみなさんの指導現場で生かされることを期待しています。

 

担当/山﨑茂雄(HOC)、山本 大(シニアチューター)、山原伸治(SFAチューター)

 

~参考~

SFA技術委員会では、今年度よりフィジカルフィットネスC級養成講習会(4/295/2)埼玉FAコースを開催しました。

 

また、トレセンダイレクター、FAリードコーチを中心とした対象にJFAフィジカルフィットネスプロジェクトリーダーの菅野 淳氏(U20日本代表フィジカルコーチ)を招き、代表活動とフィジカルコンディショニングを学ぶ機会を持ちました。

 

 

これからも、みなさんのニーズに即した企画を作って行きたいと思います。